通報の不正な目的の有無の判断難しさ
兵庫県知事のパワハラを第三者委員会が認定というニュースの件。委員会は、兵庫県知事のパワハラ等をマスコミ等に通報した行為は不正な目的ではないと判定した。理由は、告発文書に「関係者の名誉を毀損することが目的ではない」と書かれているからだという。本人がそう書いたことをもって不正な目的ではないと判断するのは、客観性の点で懸念が残る。一方、不正な目的と判断する場合はそれを証明しなければならず、それも難しい。
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