JR九州高速船、方針変更はあったのか
高速船クイーンビートルの浸水隠蔽についての第三者委員会調査報告書を読み解いている。JR九州高速船が浸水に関して定めた方針は、少量でも浸水があれば関係機関に速やかに報告、というものだった。それに基づいて、問題の浸水隠蔽が起こる前月までは、少量の原因不明の浸水でも当局に報告されていた。だが、問題の浸水隠蔽は、一晩だけ様子を見るはずが、当局に報告せずに運航を継続せよとの方針変更だと船長も船員も認識したという。
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