信頼性保証本部は事業部に煙たがられなければならぬ
小林製薬の紅麹原料による健康被害の問題を振り返っている。小林製薬には信頼性保証本部がある。その役割は、ビジネスを推進する事業部(製造部門・販売部門)に対して、製品の品質と安全性を担保する観点からのブレーキで、製薬会社には必須の機能である。ところが、議事録等を見ると、信頼性保証本部が行政への報告等に関して業績への影響を考えたことが分かる。役割を果たして喧嘩していれば、社長の判断は違ったかもしれない。
« 規程に定めた「危機管理本部」は設置されなかった | トップページ | 健康被害拡大防止が後回しになった理由 »
「コンプライアンス」カテゴリの記事
- いっとき間違っても、まっとうな道に戻りましょう(2025.01.11)
- 問題の隠蔽は決してうまく行かない(2025.01.10)
- 浸水の記録のために非公式の記録簿が作られた(2025.01.09)
- 会社ぐるみでなされた浸水警報装置の移動(2025.01.08)
- 浸水隠蔽のためにした浸水警報装置の移動(2025.01.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント