技術的な挑戦を結果論で否定してはいけない
高速船クイーンビートルの浸水隠蔽についての第三者委員会調査報告書について、格付け委員会委員長が「一番大事なのは、なぜこんな船を選んだのかだ」と言ったそうだが、この発想には技術的な挑戦を否定する点でも問題がある。より快適な船の旅を実現しようとしたのに、結果論だけでその選択を批判するべきではない。もちろん、経済的損失に関する決裁者の責任は重いが、第三者委員会が運航に関する安全軽視に注目したのは当然だ。
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