経営者が自分に関する内部通報を知ったら…
経営者が、自分を加害者とする内部通報やハラスメント相談を知ったら、行動の選択肢は二つある。ひとつは、それが事実であるなら認め、行動をただすことだ。もう一つの選択肢は、自分以外の取締役(部下ではない人)に調査してもらうことだ。自分を外した調査体制(必要なら第三者委員会)を組んで、調査には協力し、結果の評価を任せ、結論を受け入れる必要がある。自ら調査や評価に係わると、結果がどうであれ、不公正に見える。
※あらかじめ、経営者を加害者とする内部通報等の取扱いを決めておきましょう。
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