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今はなきドラッカーへの感謝

 もう20年も前になる。視野の狭いエンジニアだった私は先輩の勧めでドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだ。イノベーションの7つの機会の最初が「予期せざるもの」で、最重要目標だと思っていた「発明」は最後だった。
 たぶんまともなビジネス書に初めて挑戦したのだったと思う。それをきっかけに経営に関心を持ったのだったか、仕事を変わり、やがてマネジメントに出会う。そんなきっかけになる一冊だった。合掌。

■ 今年最後の日記になりました。多くの皆さんにこのページにお越しいただき、ありがとうございました。

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技術者の良心

 「安全はすべてに優先する」と毎日唱える会社がある。それはよい習慣だ。技術者が良心を失ったとき、安全よりもコストが優先される。それを防ぐ効果がある。
 少しでも軽く、薄く、短時間にという挑戦は当然の努力だ。それを究極まで進めれば競争力の源泉となる。しかし、あくまでも「究極まで」だ。過ぎれば安全が損なわれる。建設会社と設計者がお互いに「相手の責任」と考えて良心を忘れた、その結果の強度計算偽装かもしれない。

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非常事態に備える

 あってはならないもの。空焚きをしたら消せないコンロ、スピードが上がったら利かないブレーキ、間違った注文を取り消せない売買システム。
 歴史のある造船の世界で、試運転で必ずやるのはクラッシュアスターン。衝突回避のためにプロペラを逆回転させる。めったにない非常事態を想定したテストを処女航海の前に行う。船は壊れるのではないかというぐらい揺れる。そんな世界もある。
 非常事態の中、取引を成り行きに任せた東証に喝!

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仕事の仕組み

 不正を防ぐためには、行動をオープンにし、かつ、利害の対立する人の目を入れることだ。
 たとえば、マンション強度計算偽造事件。家を売りたい人が、設計事務所と施工業者と検査業者を雇って、安く買いたい人に売る。この仕組みでは問題は隠蔽される。利害の対立する人、たとえば保険会社を入れてはどうか。火災保険の料率は保険会社の検査で決める仕組みにする。保険料は上がるかもしれないが、安全のための有効な「目」だと思う。

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マンション強度の偽造

 マンションの強度計算の偽造が発覚した。どうしてこんなことが起こったのか。設計間違いによる欠陥は、過失であっても犯罪だが、これは意図的な偽造だ。
 想像するに、彼は顧客から与えられた問題を従順に解いたのだろう。顧客が鉄筋を減らせと言えば、減らしてもつじつまがあうような計算書を作る。そんな賢さはあるが、プロの建築士としての責任はない。仕事とは問題を解くことではなく、社会に貢献するために責任を果たすことだ。

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顧客の声を聞く

 ある研究会で売上増進について議論している。いろいろな業種、さまざまな規模での事例を研究した。それらに共通するポイントは「顧客を知る」ということだ。
 そのために全力で顧客の声を聞く。誰が顧客か、誰に聞けばよいか、顧客は何を語るか、何が顧客の真意か。心を澄まし素直に理解する。そこにITも駆使する。そして仮説を立て、何をするか決め、実際に行動し、その効果を確かめるためにまた聞く。そんなことを事例に学んだ。

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